目と耳と心で聴く
全校朝会の話より ~前略~
ふつう,「聞く」という漢字は、「門」という漢字と「耳」という漢字から成り立っています。
「門」という漢字には、「出入り口」という意味。それに「耳」。
ですから,これは人の言葉や物音などが耳に入ってくる様子を表します。
では、もうひとつ、同じような意味で使う「きく」という漢字を知っていますか。
高学年の人にはわかる人もいますね。そう,「聴く」という漢字です。
この漢字は,「聞く」とはちょっと違います。
この「聴く」という漢字を足し算にして,意味を考えてみましょう。
漢字の左側は「耳」です。右側はどうでしょう。「十」が上にあって、真ん中に「目」が横に。
「心」が下についていますね。
この「十」を「プラス」。つまり「足す」と考えます。
すると,この漢字は「耳+目と心で聴く」ということになります。
この「聴く」という漢字は,「聞く」より,もっと注意深く耳を傾けて聴くという意味です。
校長先生はみなさんに,授業中には「聴く」という漢字を思い浮かべてほしいのです。
先生や友達の話を注意深く,耳を傾けて聴いてください。
「今日の三つの足し算」は簡単。しっかり覚えたら,今夜,家の人に正しく伝えてあげてくださいね。
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