26日(月)に,県助産師会から2名の助産師さんを迎え,5年生を対象に「いのちの授業」を行いました。(市内の小学校も参加しました。また,保護者も参加しました。)
はじめに,命のつながりについてお話があり,「一人の命は,10代遡ると2046人,20代遡ると100万人以上の命がつながって生まれてきます。」ということに,子ども達は驚いていました。
それと同時に,自分たちは奇跡的な確率で生まれてきているということ・とても貴重な存在であることにも気付いたようです。
そして,子ども達がこれから迎える思春期について学びました。
「思春期は,子どもの国から大人の国へ渡っていく橋のようなもの。とても不安ですが,みんなが通ってきました。心配いりません。」
次に,赤ちゃんがお母さんのおなかの中で育つ様子を,成長を追った人形で見てみました。
そして,実際に生まれる前の時期を職員が体験しました。
「きつい,重い,肩がこる,腰が痛い…。」わずか30分足らずで体のあちこちが悲鳴を上げます。
「しかし,おなかの中の子どもの成長と生まれてくることへの楽しみ・子どもへの愛おしさがそれを乗り越えさせてくれます。」
それから,おなかの中の子どもの心臓の音・生まれたときの産声などを聞かせていただきました。
そして,代表の子どもが,実際に産道を通って生まれてくる赤ちゃんの疑似体験をしました。
「きつい。大変だ。手も使えないし…。」でも,みんなが楽しみに待っていてくれた。
このようにして生まれてきた赤ちゃんを,みんな笑顔で迎え,家族が笑顔に包まれます。
最後に,
生まれてきてくれてありがとう。生きているだけで100点満点。
子ども達は,命のつながりと自分たち自身がどんなに大切な存在なのかということ・同じようにみんなが大切な存在であることを学びました。
4年生は,10才になります。そこで,成人の半分の年齢になったことを祝うとともに心身の健全な成長を願い「半成人式」を行いました。
式には,たくさんの保護者の方々にも参加いただき,子ども達のこれまでの成長の跡を思い,それぞれの夢や頑張っていること・得意なことの発表を見ていただきました。
会場後ろには,図工の作品・習字・思い出のアルバム(手作り)などを展示し,日頃の学習の成果を見ていただきました。
自分の名前に込められた思いの発表。「自分の名前に自信を持ち、大切にしていきたい。」
将来の夢の発表。「命を救う医者になりたい。」「サッカーを頑張っていく。」
本校教育理念「榕城魂」を胸に,子ども達が自分の将来の夢に向かって,心身共にたくましく健やかに成長していけるよう,これからも学校・保護者・地域・関係機関がたずさえて育てていきたいと思います。
5年生が,鹿児島県建設業青年部の方々7名を講師に,土砂災害等の防災について学習しました。
まず,土砂災害について,鹿児島県で発生する災害の7割が土砂災害であること・私たちの榕城校区にも危険な崖等がたくさんあることに子ども達は驚いているようでした。
そして,DVDで土石流・崖崩れ・地滑りの怖さとそれらを防止するための様々な工夫について学習しました。それと同時に,被害に遭わないためには,どう準備し行動すればいいのか,ハザードマップの活用や避難訓練の大切さを改めて確認できました。
また,防災・災害復旧に建設業の方々がどう関わっているのか,子ども達の知らなかった建設業という仕事・役割について「町づくり」「生活を守る」「生活が便利になる」観点から教えていただき,災害対策や復旧に活躍されていうることを知ることができました。
対策のない場合,下流域の家屋や橋・自動車なども土砂に見立てたビー玉で押し流されてしまいます。
一方,砂防ダムのある川では,大量の土砂が下流域まで流れ出すことがありません。
子ども達は,土砂災害を防ぐための方法のひとつである砂防ダムの仕組みとその効果について,模型を使っての実験から具体的に学ぶことができました。
学校でも,地域と協力して危険箇所の確認や子ども達への具体的な指導に役立てていきたいと思います。
「種子島でもおいしいお茶が生産されています。」
今日,種子島茶生産組合の方々を招いて「おいしいお茶の入れ方教室」を開催しました。
はじめに,茶葉の生産について,鹿児島県が全国2位(1位静岡,3位三重,4位宮崎)であること・お茶の種類についての質問には,「緑茶」「紅茶」「煎茶」「玄米茶」と答える中,「〇~いお茶」と答える子もいて…。
次に,お茶の歴史について学びました。「 種子島にお茶が伝わったのは,明治42年。古田地区に伝えられ生産が始まりました。」
そして,お茶の効能・おいしいお茶を生産するための工夫・生産量を上げるための工夫・機械化されていることなどDVDやスライドなどを元に詳しく教えていただきました。
いよいよ実際にお茶を入れてみます。
順番に,最後の一滴まで急須でついでいきます。(急須を使ったことのない子もいました。)
おいしいお茶の入れ方を学習し,自分で入れたお茶はとってもおいしかったようです。
お茶には,風邪予防やリラックス効果などたくさんの効能があります。鹿児島では,昔から「茶いっぺ」という言葉があります。これは,「慌てず,お茶一杯飲んでいってください。」という相手を気遣う方言です。
子ども達にも,種子島のお茶の歴史・お茶による健康つくりと同時に,「茶いっぺ」の相手を思いやる心も育ってほしいと思います。
たくさんのことを勉強させていただいた種子島茶生産組合の皆さん,ありがとうございました。
7日(木)に,九州電力の方を講師に,6年生を対象に出前授業を行いました。
九州電力から託送業務グループの上園さん・末安さん,配電グループから松山さんを講師として招いての授業になりました。
まず,私たちが日頃何気なく使っている”電気”。電気はどのようにつくられているのか考えました。
火力発電・原子力発電・水力発電・地熱発電・太陽光発電・風力発電・バイオマス発電など,その発電方法やメリット・デメリットについて学びました。
次に,自分たちで電気をつくってみることに挑戦しました。
発電機を回して熱を発生させます。18→20→25→30…と次第に温度が上がっていきます。
次は,火力発電。
卓上コンロと圧力釜を使った簡易火力発電模型で電気をつくります。子ども達は,蒸気でタービンを回し電気ができる仕組みを見て理解できました。
そして,ペダルをこいで電気をつくり,おもちゃを動かします。
息を切らしながらペダルをこいで,おもちゃが動き出したときには歓声が上がりました。しかし,動かし続けるためには,大変です。
この学習を通して,私たちの生活に欠かすことのできない電気について知ることができました。併せて,環境ということにも着目して,将来の電気エネルギーについても考えることができました。
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