種子島宇宙センター50周年記念講演~県理科教育研究大会熊毛大会~
2018年7月6日(金)
7月6日金曜日,県理科教育研究大会熊毛地区大会に係る講演が行われました。本日は,「種子島宇宙センター50周年記念講演」という演題で,鹿児島宇宙センターの方にご講演をいただきました。
まず,この仕事を選んだのは,スケールの大きな研究開発にチャレンジしたいという思いからで,現在,HⅡAロケットの開発・運用や燃焼試験等にも従事されていらっしゃるとのことでした。
ロケットの役割は,気象,カーナビ(GPS),スマホ(携帯電話),BS放送,災害情報等の活用があり,特にこれからは無人トラクターや車の自動運転等に生かされていくとのことでした。
第1宇宙速度は,人工衛星がすれすれに回る速さで,秒速7.9kmである。第2宇宙速度は,秒速11.2kmである。火星に行くためには第2宇宙速度が必要であるとのことでした。
HⅡA・HⅡBロケットの特徴は,以下の3つである。
① 打ち上げの成功率が高い(約98%)。
② 定時打ち上げ率(オンタイム率)が高い(約98%)〔日本人の国民性が出ている。〕。
③ 打ち上げ価格が高い。
HⅡBロケットの総重量は,57m,530トンである。
① 燃料総重量は,460トンで総重量の約85%である。(飛行機は50%,車は4%)
② 燃料タンクの厚さは,3mmである。(直径は5.2m)
本日は,種子島宇宙センターやロケットについて,映像等を取り入れながら分かりやすく教えていただきました。休みの日や宇宙センターのイベント等で,種子島宇宙センターを訪れることがありましたら,是非ロケットの歴史や仕組み等について,それぞれの問いをもって更に深めてほしいと思います。
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