淡い記憶
午前9時,すでに日差しはまぶしく,校庭には無数の蝉の大合唱が響く中・・・。
今日の飼育当番(5・6年生)が,感心に一人も遅れず集まりました。
空には,刷毛で描いたような「ウッドストック」に見える夏雲。
こうして毎日,たっぷりと花々に水をまき,飼育舎のうさぎにえさを与え,校内外の清掃。
(残念ながら,恥ずかしがり屋のうさぎさんは,カメラの前に姿を現さなくて,いつもNG。)
男女なかよく声を掛け合って,てきぱきと広い学校園,学級園に命の水を与えてあげます。
わたしは,小学5年生の夏,この飼育当番の日を心待ちにしていた記憶があります。
それは,確か大好きな女の子と「組合せ」が一緒の日になったから・・・。
「当番終わったら,みんなでアイスクリーム買って歩いて一緒に帰れる」
こんなことで神様に感謝していた単純な幸せ感。
ホースから勢いよく注がれる水のアーチを眺めながら・・・。
ふと淡い記憶,でも確かな記憶,夏の日の思い出がよみがえりました。
水かけの終わった子どもたち。今は,ほうきを持って「榕(あこう)」の木の周りを清掃中。
夏祭り,ラジオ体操,飼育当番,出校日・・・。
思春期を迎えるこの子たちの中にも,ほんのりそんな思いが芽生えるのでしょうか。
管理人
コメント