3年生「種子島の戦争体験を聞く会」~ぢろ(囲炉裏)の会をお招きして~
2020年10月10日(土曜日)
10月10日土曜日,3年生の国語科の時間において,ぢろ(囲炉裏)の会をお招きして,国語の「ちいちゃんのかけおくり」の学習を生かしたを「種子島の戦争体験を聞く会」の授業が行われました。
まず,「ぢろの会」の説明がありました。「ぢろの会」は,種子島の方言や昔話,民俗行事や文化を,西之表市の子供たちに学んでもらいたいと願い,活動されているボランティアサークルであるとの紹介がありました。 子供達との挨拶「けそー,めっかりもーさん。(おはようございます)」から始まりました。
「ちいちゃんのかげおくり」でも空襲がありましたが,種子島でも空襲がありました。種子島中学校には,兵隊さんがいっぱい来ていて,男子だけが登校していました。種子島の街も爆弾で焼けましが,女子校には爆弾は落ちませんでした。種子島では,小学校2年生~小学校6年生までは学童疎開をしました。子供,先生方,ご飯の世話をする人の何人かが付いて,今の伊佐市(旧大口市)に行きました。敵に見つからないようにするために,見送りもできなかったとのことです。当時2千900人ぐらいの人が疎開をしたとのことでした。
学童疎開では,人のお家で暮らせる人は少なく,公民館に行く人が多かったとのことです。公民館では,食料は配給で,大豆を押さえたかすを食べて生活をし,お風呂も中々入れず,洗濯もできず,川を利用していたとのことでした。
戦争を体験された先生から子供達へメッセージがありました。
「わたしからのお願いです。」「戦争を体験してとても難儀をしました。」
「たった一つしかない命をどんどん捨てていくのが戦争です。」
「かけがえのない命」「八月を忘れないでください。」
子供達から講師の先生へいくつか質問がありました。
Q1「当時は,どんな服を着ていたのですか。」「もんぺです。」
Q2「戦争の頃、覚えていることはどんなことですか。」
「空襲警報の放送とサイレンの音です。」「夜は,電灯に傘をつけて明かりがもれないよう にしていました。」
子供達は,国語の学習を生かし,種子島での戦争体験のお話を聞きながら,今の生活と比べながら平和の大切さを感じ取っていました。貴重なご講話をしていただきました「ぢろの会」の皆様に心より感謝申し上げます。
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