特別支援教育に関する研修
2020年8月25日(火)
8月25日火曜日,10時45分から,パソコン室において,特別支援教育に関する校内研修が行われました。すまいるキッズの先生を招聘し講話を行っていただきました。
最初に,読み書きの困難さへの対応について説明がありました。「読み」の学習上の困難さの中には,文字から音を想起することがとても難しい状況もあるとのこと。特徴としては,しりとりが苦手だったり,逆さま言葉や逆唱・言葉の計算が苦手だったりすることがあるとのこと。
また,読みの困難さを克服していく強みについてもよく観察・理解していき,子供に自信や有用感を持たせることが大切であることを教えてもらいました。
例えば,好奇心や学習に対する意欲・モチベーションが高いことや周囲の状況文脈から理解する力が優れていること,読んでもらった話や聞いた話を理解することが優れていること等があるとのこと。
次に,読み書きの苦手な場合の手立てについて,具体的に教えてもらいました。
子供一人一人にモチベーションをもたせ,ハードルを低くし,できることから始めるようにしていくことが大切であるとのこと。例えば,なぞり書きや読み聞かせによる内容理解,音読は斉唱ではなく復唱から進める等の工夫が必要であることを教えてもらいました。
また,行を飛ばしてしまうことや単語を見落としてしまう等の読み書きの苦手な場合の手立てについても,教えてもらいました。
これらの状況については,座席位置や机上のレイアウトで支援していくことが大切であるとのこと。例えば,教科書を試写する場合は,左右の方が上下よりも写しやすいことや日常生活の中で,遠くのものや近くのものを見比べたりする経験が必要であること等を教えてもらいました。
今日学んだ研修をこれからの子供たちの学習や生活に生かして,子供一人一人のよさを更に発揮させていきたいと思います。
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