「かごしま景観学習:第3学年」~東川先生講演会~
2020年5月14日(木)
5月14日木曜日,「かごしま景観学習」を行いました。3年生の総合的な学習の時間「伝えたい 自慢のふるさと 西之表」という単元を生かし,榕城小学校周辺に残る歴史的な景観とその背景について,東川隆太郎先生にご講演をしていただきました。
まず,はじめにスクリーンに映し出されたのは,榕城小学校の校章の写真でした。榕城小の校章には鉄砲があること。
東川先生からクイズがありました。「ポルトガルの人から鉄砲を何丁買ったのでしょうか。そして,今のお金に例えるといくらぐらいだったのでしょうか。」
「1丁の値段は,①100万円,②1000万,③1億円どれぐらいでしょうか。」
「答えは,③の1億円です。2丁で,2億円ぐらいだったと言われています。皆さんの榕城小の校章には,ポルトガルから伝わった2丁の鉄砲が記されています。」
次に,映し出された写真は,南種子町の美しい崖の様子でした。種子島宇宙センターの近くに多く見られます。元々は,海の底にたまっていたものが陸地に上がって波や風によって,削られて出来上がったものです。とても美しい景色です。とても美しい景観の中に,種子島の宇宙センターはあります。世界の中でもきれいな景観の中に立地していると言われています。
東川先生からクイズがありました。「皆さんが見ている美しい景観は,約何万年前のものでしょうか。①400万年前,②4000万年前,③4億万年前どれぐらいでしょうか。」 「答えは,②4000万年前です。種子島の大地は,砂岩や泥岩が基盤になってつくられています。4000万年前にたまった砂や泥が積み重なってできています。千座の岩屋もとても美しい景観です。長い年月をかけて自然が削ってできたものです。」
普段,何気なく見ているものが,実はすばらしいものであることなど,子ども達も興味深く学習していました。これからも自分たちのまちのよさに気付き,自分の住んでいる地域への愛着を深めることをねらいとして学習を進めていきます。校区のよさをたくさん見つけてほしいと思います。
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