R1・R2 県・市指定,パナソニック教育財団実践教育助成一般校「プログラミング教育」自主公開研究会
2019年12月5日(木曜日)
12月5日(木)午後1時35分から,R1・R2年度県・市指定,パナソニック教育財団実践教育助成一般校「プログラミング教育」自主公開研究会が開かれ,地区内外の教職員・来賓を含め約70名の参加をいただきました。
今回の研究公開では,研究発表,6つの授業,鹿児島大学山本准教授による指導講話等の公開を行いました。
6つの授業では,これまでの研究を基に,「プログラミング的思考」を高めるための視点として,3つの視点を設定して取り組みました。
① 身近な生活とプログラミング体験との関連付け【主体的な学び】
② 体験的な活動とプログラミング体験との連動【対話的な学び】
③ 従来の授業展開を基本とした授業設計【深い学び】
1年創意の授業「はじめよう!プログラミング」では,プログラミング的思考を用いたダンスづくりを通して,プログラミングの楽しさを味わわせました。
3年社会の授業では,お菓子屋さんの願いをかなえるための未来ロボットのプログラムを考えました。
5年音楽の授業では,二人で1台のパソコンを使って,いろいろな旋律をつくり,リコーダーや様々な楽器で確かめました。
5年算数では,正多角形の定義や性質を用いて,正多角形の作図の手順に,必要なプログラミングを考えました。
6年理科では,電気の量や働きに着目し,プログラミングを体験しながら,エネルギーを効率的に使うにはどうすればよいかを多面的に考えました。
6年総合では,ペットボトルロケットの発射実験に必要な発射角度の測定装置と,カウントダウンシステムのプログラミングを考え,JAXAの方からもお話を聞きました。
分科会や参観していただいた皆様から,自主公開について貴重なご意見をいただくことができました。
「MESHを自在に操る6年生の姿と丁寧に指導される先生の姿に感銘を受けました。」
「1年生のパソコンを使わずに,体を使って体感させる授業,導入段階としてびっくりしました。」
「3年生の社会では,社会の学習とプログラミングをつなげ,目的意識を持った活動をさせている点が大変参考になりました。」
今回の自主公開を通して得られた貴重なご意見や指導助言等をこれからの実践に生かして,研究テーマである「自ら学び,他者と伝え合いながら,考えを深め合う子どもの育成」に向かって更に実践を重ねていきたいと思います。多くのご参加をいただいた皆様方に心より感謝いたします。
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