「かごしま景観学習:第3学年」~薩摩大使 奈良迫英光先生 講演会~
2019年6月20日(木)
6月20日木曜日,「かごしま景観学習」を行いました。3年生の総合的な学習の時間「伝えたい 自慢のふるさと西之表」という単元を生かし,「種子島や西之表市の魅力を学び,ふるさとへの愛着や誇りを育てよう」という演題のもと,薩摩大使の奈良迫英光先生にご講演をしていただきました。
まず,「景観」と「観光」についてお話がありました。
「景観」とは,学校の登下校や生活の中で目に映る景色や,遠くに見える風景が景観です。例えば,街の商店街,道路沿いの草花,田畑の様子,小川の魚,海の色等です。
「観光」とは,国(地域)の光っている場所・もの(美しい景観,歴史,自然,食べ物等)を観ることです。楽しみを目的とする旅行もその一つです。
皆さんが「種子島」と聞いて,思い浮かぶことはどんなことですか。
「鉄砲伝来の地」「種子島宇宙ロケットセンター」です。
「鉄砲伝来」は,1543年ポルトガル人が火縄銃を伝えました。船が漂着したのが南種子町の門倉岬でした。火縄銃は祭りやイベントにも号砲として使われています。
「種子島宇宙ロケットセンター」は,日本で2カ所目のロケット発射基地です。種子島南端の竹崎海岸にあり,「世界一美しいロケット発射場」と呼ばれています。
種子島の美しい自然景観には,どんなものがあるでしょうか。
浦田海岸,よきの海岸,門倉岬,西之表漁港等が写真で映し出されました。
また,優れた景観や種子島の誇れる歴史文化の紹介もありました。
観光名所が集約された看板や行き先が一カ所に整理した案内板,周りの景観に配慮した木の枠で囲った自動販売機,榕城小の階段,月窓亭,鉄砲館等が写真で示されました。
普段,何気なく見ているものが,様々な配慮や工夫があること,長い年月の間大切に守られていることなど,子ども達も興味深く学習していました。
これからも自分たちのまちのよさに気付き,自分の住んでいる地域への愛着を深めることをねらいとして学習を進めていきます。校区のよさをたくさん見つけてほしいと思います。
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