苦労を楽しむ
本日各家庭にお届けする鹿児島県PTA新聞(4月号)に,教え子の文章が載っていました。
以前,と言っても,担任していたのはもう25年ほど前の話です。
小学校5年,6年と受け持ちましたが,今その母校で,彼はPTA会長を引き受けています。
当時から正義感が強く,何事にも前向きながんばりやさんでした。その彼が・・・。
「役員をしていなければ,おそらくずっと見えなかったり,分からなかったり,
気付かなかったりしたことがたくさんあったでしょう」と綴っています。大人になりましたね。
「自分が卒業した母校のPTA会長ができる」という誇りをもっての文章が心に響きます。
ずいぶんと成長したものです。どうやら,すっかり追い越されてしまった気分がうれしくもあり。
そして,当時,新設校として増築工事のためにプレハブ教室で過ごしていた5年生時のこと。
高学年として,学校全体のお世話をする苦しい立場をどうか楽しめるようになってほしいと・・・。
教室の前面に掲げていた学級訓,『苦労を楽しむ』を今でもおぼえていてくれることに感謝。
恩師から教えていただいた言葉です,とありますが,今逆に教えられる言葉に変わりました。
先日,この言葉を原稿に使っていいかと,久しぶりの電話があり,
「もう,自分のものになっているのだから,これはもう君の中の言葉だよ」と答えました。
教え子の成長は,自分の心を新たに奮い立たせてくれますね。
さあ,今からでも,もっともっと楽しみながら乗り越える何かに挑戦してみましょうか。
本校の役員さん方が,献身的な取組で学校教育を支えてくださったことにも思いを馳せます。
PTA役員の皆様にとっても,一区切りの卒業・進級の春を迎えます。
すべての御恩に感謝しながら,まずは卒業証書授与式に心を注いで・・・。
ついに,子どもたちとの最終週を迎えました。 管理人
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