冬のサクラ第一号
静かな校内を巡視していると,かねては気にもしないサクラの木が目に入ってきました。
ふっと,春の準備に入った「まだ固いはずの小さな芽」を観察してみようかと近づくと・・・。
びっくりです。最初は我が目を疑いましたが,確かに一輪の花が咲いているではありませんか。
たった一つ咲いたサクラ。そして,寄り添うように今にも咲きそうな蕾が隣にも一つ。
何だか,大きな発見でもしたような気分で,これからいい午後を過ごせそうです。
見ようとしないと見えないもの。見つけてもらいたくてじっと待っているものがあるんですね。
冬のサクラ第一号は,その可憐な姿を見せたくて,きっと小さな声で自分を呼んだのでしょう。
寒空にぽつんと浮かぶ淡い色に,心まであたたかく染まってしまうような喜びをもらいました。
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