「蝉の声」翻訳
ふと感じたことから,他愛もない話です。今日は結局,虫づくしです。
毎朝5時30分,決まって我が家の庭では一番早起きの「蝉」が鳴き始めます。
最近,この蝉の種類,「あぶらぜみ」から「つくつくぼうし」中心へと変わってきました。
これら蝉の鳴き声を,みなさんはどう聞いていますか?
わたしたちは,「ミーンミン」「つくつくぼうし,つくつくぼうし」と決め込んでいます。
だから,そうとしか聞こえません。
実は,昔の人は,思い思いにこの音を『翻訳』していたそうです。
★ クマゼミ・・・・・・「然か然か(しかしか)」→「そうだ,そうだ」
★ ミンミンゼミ・・・・「見う見う」→「会いたい,会いたい」
★ ツクツクボウシ・・・「つくづく惜しい」「美し,佳し」「筑紫恋し」
今では,音を写し取るだけの鳴き声も,昔は「言葉」として聞いていたのですね。
自然と会話する中で,自分自身の心と対話していたのでしょう。
さて,今日の「ツクツクボウシ」の音。暑さに負けずがんばる子どもたちへの応援として,
「ふれふれゴー!,ふれふれゴー!!」
早朝から夕方まで,熱心に指導を続けている職員をねぎらいながら,
「つくづく奉仕!,つくづく奉仕!!」(意外としっくり!?。座布団一枚もらえそう。)
心の中でこう『翻訳』してみましたが,いかがでしょうか。
管理人
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