榕城のお膝元に
「榕城に,文化の館が花開きます・・・」
こんなキャッチフレーズで,本日,市指定文化財種子島家住宅「月窓亭(げっそうてい)」が
オープンしました。場所は,本校駐車場からほんの徒歩30秒という最高の立地。
武家社会の南限とされる,この赤尾木の地。しかも学校に隣接しているとあって,
これから,子どもたちを学級単位で連れて,畳の間での授業としても活用できるのでは?
と,すぐに夢がふくらむことでした。
開会式典には当主の姿もあり,公開を記念し家紋入りの薩摩焼を寄贈してくださいました。
この屋敷は,明治以降,歴代当主が居住してきた,たいへんな由緒ある建物です。
種子島では,江戸時代以降,池之坊花道がさかんになり,屋敷の周囲にもハラン(花材)が
植えられていたとのこと。婦人たちは,せっせとこの修行に励んでいました。
このように,床の間の様子も当時のままに再現し,火縄銃も置いてあります。
あれあれ,どこかで見たような・・・ 早速見学に訪れていたのは本校の親子でした・・・
休日には,こうして子どもたちを連れて,ぜひ散歩,見学に立ち寄ってほしい場所ですね。
魅力いっぱいのため,たくさん写真に納めたのですが,その中からほんの一部を・・・
本当に歴史を感じる古い天井に,中2階の不思議なつくり。急階段から下を眺めてみました。
2階には,美しい種子島家の婚礼衣装。そして,代々書き綴られた多くの日記や書物も。
他にも,珊瑚石や丸石による野面積みの石垣や,裏にある天水を利用した池など,
紹介しきれない分は,その目で実際に確かめてみてください。
式典の最後には,最近ではすっかり見なくなった,2階からの「もちなげ」を経験できました。
市長さんや議会議長さんから青空
に向かって高く投げられる紅白の縁起のいいお餅。
右手にはデジカメを。そして左手をグラブ代わりに大きく開いて・・・
遠慮などしていられません。見事に??白餅2個をキャッチしたのでした。
今夜はまた,「種子島の民話」や「松寿院についての語り」「薩摩琵琶演奏」などが
企画されています。子どもたちにすばらしい歴史を伝えるためには絶好の機会。
職員を誘って,もう一度
出かけてみたいと思っています。
「月窓亭」・・・その名にぴったり。確か今夜は「十六夜」
の空ですね。
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