薬物乱用防止教室~第6学年
2020年12月4日(金曜日)
12月4日(金)5校時,6年生の「薬物乱用防止教室」が行われました。
本日は,西之表保健所の先生に講話をお願いしました。
まず,「くすり」は,お医者さんや薬剤師さんの指示をしっかり守って,正しく使ってこそ薬になるということです。例えば,かぜ薬は,かぜ症状(熱・せき・たん・鼻水・寒気など)を軽くする役目があります。ウイルスを倒すのは,自然治癒力になります。人の体には病気を防いだり,病気やけがをなおそうとする自然治癒力があります。
また,薬には,主作用と副作用があります。副作用が起こる原因には,薬の性質によるもや,体質(アレルギー),飲み合わせ,使い方(多く飲んでしまう),予測できないもの等があります。薬を使って「何か変だな」と感じたら,お家の人や学校の先生に相談をしてくださいと教えてもらいました。
乱用薬物の種類には,シンナーや麻薬,覚せい剤,MDMA(覚せい剤に似た合成麻薬),大麻,危険ドラッグ等があることが分かりました。薬物を乱用してしまうと,脳を壊してしまい,めまいや吐き気,眠れなくなる,意欲がなくなる,意識をなくす,呼吸が止まる,暴力をふるうようになる,妄想にとりつかれる等の様々な体への影響を与えます。
薬物は,脳に侵入し,正常な働きを侵すことになります。薬物に依存する力は非常に強く,やめたくてもやめられなくなる状態になります。心と体のバランスが崩れ,本人だけでなく,周囲の人にも迷惑をかけてしまいます。薬物がほしいために,借金をしたり犯罪に巻き込まれたりすることもあります。
1回の乱用が人生を台無しにすることになります。甘い言葉にだまされないように,気をつけてほしいと思います。
最後に,アルコールやたばこについて学習しました。未成年者の飲酒は健全な成長を妨げることを教えてもらいました。10歳くらいから体が急激に発達し,「2次成長」も始まります。大事な成長の時期の飲酒は,体や脳に悪い影響を及ぼすことがあることを学びました。また,たばこの煙の成分には,ニコチン(依存症の原因)やタール(がんの原因),一酸化炭素(酸欠の原因)が含まれ,体に悪いものが入っていることも学びました。
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