構成的グループエンカウンターの活用~校内研修:生徒指導~
2020年8月4日(火)
8月4日火曜日,9時15分から,パソコン室において,生徒指導に関する校内研修が行われました。講師は生徒指導の先生を中心に進められました。
最初に,エンカウンターや構成的グループエンカウンターの定義について説明がありました。エンカウンターとは,本音を表現し合い,それを互いに認め合う体験のこと。この体験が,自分や他者への気付きを深めさせ,人とともに生きる喜びや,自分の道を力強く歩む勇気をもたらしてくれます。
構成的グループエンカウンターとは,リーダーの指示した課題をグループで行い,そのときの気持ちを率直に語り合うこと「心と心のキャッチボール」を通して,徐々にエンカウンター体験を深めていくものです。この活動を通して,自己理解・他者理解・自己受容・感受性の促進・信頼体験の6つのねらいを満たすことができます。
次に,構成的グループエンカウンターの手順について,確認がありました。
①ウォーミングアップ:関係づくりと心身の準備運動をする。②インストラクション:最低限のルールを明確に伝え,徹底する。③エクササイズ:みんなで同じ体験をすることで,共通の場で起こる感情を共有したり,仲間意識を高めたりする。④シェアリング:気付きや感情を明確化し,他の人と共有する。
「WANTED」というエクササイズの紹介・実践がありました。進め方は,①ペアをつくり,自己紹介してからジャンケンをします。②勝った人は,相手が「YES」と答えると思う質問をシートの中から一つ選び,質問します。「運動部に所属していたことがある。」「楽器が弾ける。」等。③相手の答えが「YES」なら,シート下の番号に○をつける。「NO」なら,そのまま次の相手を探します。
今回の研修を通して,今後の学級づくりや仲間づくりに生かしてほしいと思います。
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