「体育好きを育てる」指導法講座~総合体育センター移動講座in榕城小
2018年7月30日(月)
7月30日月曜日,総合体育センターによる「体育好きを育てる」指導法講座が本校を会場に行われました。島内から38名の受講者があり,本校からも12名の職員が参加しました。
まず,「学習指導要領の趣旨に基づいた授業づくり」の講義が行われました。
現行の学習指導要領の成果と課題では,成果として,運動が好きな児童生徒の割合が高まったことや体力の低下傾向に歯止めがかかったとのこと。課題としては,習得した知識や技能を活用して課題解決することが難しい状況があることや学習したことを相手に分かりやすく伝えることが中々定着していない,運動する子どもとそうでない子どもの二極化傾向が見られること等が挙げられました。
運動(遊び)に意欲的でない児童への配慮の例として,「できるようにする」ことのみでなく,「意欲を喚起する」ことが重要であるとのこと。運動への興味や関心が持てずに意欲的に取り組めない児童には,体を動かしたり,みんなで運動したりすることのよさを個別に語ったり,易しい運動の行い方や場の設定を工夫したりして,少しでも取り組もうとする行動を称賛することが大切であるとのことでした。
次に,「体つくり運動」の実技が行われました。
準備運動をした後,「体ジャンケン」を行いました。体ジャンケンの形の確認をしました。両手を広げるのが,パー。膝を抱えるのがグー。手を交差させるのがチョキ。
「最初は,グー。ジャンケンポン。」「グーだ。グーだ。」「ワッー。」1対1のジャンケンから2人組,4人組で手つなぎでジャンケンをしていきます。
チームでゲームをすると,心も弾んで,楽しくなってきます。
2つ目の運動は,「1対1鬼ごっこ」を行いました。鬼は,早足で相手を追いかけます。相手の人は,両手を振りながら逃げていきます。10秒数えた後,もう一度追いかけます。1分間で何回タッチしたかを競います。限られたエリア内を懸命に逃げていきます。
「ハイ,タッチ。」「ワーッ。」「○○さん,速いですね。」ゲームをしながら,自然と体力がついていく工夫がなされていました。
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