優しいひまわりの種
「おじいちゃんが育てて集めたひまわりの種です。学校で植えてください」
こんな「優しい種」を,今日,4年生が「優しい言葉」を添え,部屋まで持ってきてくれました。
「あれ,自分の家には?」 「いいの,いいの。植える広い場所がないから」
そう言えば,つい先日,ひまわり学級の子どもたちが,その小さな手で小さな種をまいたばかり。
もしかしたら,昨日の大雨で流れてしまったかもしれませんね。でも,これがあれば,大丈夫!
『ひまわり学級前』の花壇が,去年以上にいっぱいの黄色い花で埋め尽くされることでしょう。
ひまわり 金子みすゞ
おてんとさまの車の輪,黄金(きん)のきれいな車の輪。
青い空をゆくときは,黄金(きん)のひびきをたてました。
白い雲をゆくときに,見たは小さな黒い星。
天でも地でもだれ知らぬ,黒い星をひくまいと,急に曲がった車の輪。
おてんとさまはほり出され,真っ赤になっておはら立ち,
黄金(きん)のきれいな車の輪,はるか下界にすてられた,むかし,むかしにすてられた。
いまも、黄金(こがね)の車の輪,お日を慕うてまわります。
「校長先生,わたしたち,大きくなっていくのを毎日眺めて,一緒に応援していきます」
今日も,どうか優しい言葉が行き来する校内に・・・。
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