少し足りずをよしとせよ
昨年,感動した栖林神社の大的始式。
災難を払い清め,安泰・無病息災を祈願とする古式ゆかしい行事が始業式の夜行われました。
28メートル先に大的(175センチ)があり,その間に松明六つが二列に分けて並べられています。
北側の壁や大的の後ろには、種子島家の家紋であるミツウロコの陣幕
師範役の「本座に着かっしゃれ」で開始されました。最後は「はずしっしゃい」の一声が・・・。
36本の矢で大的を射る中で,最後の1本は「満つれば欠くる」の戒めにより故意に外される。
「次の夜から欠ける満月より14番目の月が一番好き」。ユーミンのフレーズにもあるこの考え。
古くも新しいこの「教え」がわたしは妙に気に入って,こうして今年もまた「見届ける」ことでした。
子どもたちも,たくさん参加していましたね。いいことです・・・。
今は分からなくていい。でも,いつか深く分かるのは「今の体験があるから」なのですから。
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