安心安全な郷土 かごしまを創るために~出前授業:建設ってどんな仕事?~
2020年12月18日(金)
12月18日金曜日,2校時,鹿児島県建設業青年部会種子島支部から4名の方を講師にお招きし,5年生が建設の仕事や土砂災害等の防災について学習しました。
まず,建設業の仕事について,スライドや副読本による解説を交えながら,急傾斜災害,土砂災害,舗装工事により,安心安全な郷土をつくる仕事であることを丁寧に教えていただきました。(参照:鹿児島県「砂防読本」パンフレット)
そして,建設業の役割としては,土地・建物などのインフラ整備や台風や地震発生による復旧工事, 砂防工事(砂防ダム建設)等があるとのことでした。
平成28年の台風16号の復旧作業にも建設業の皆様が協力しているとのことでした。
砂防工事については,副読本「砂防読本」を活用して説明していただきました。鹿児島県は,1年を通して雨が多く,小さな山も多く平野が狭いため,山やがけの近くにも家が建てられ,シラス土壌の土地が多いため,土砂災害が多い地域であることがわかりました。
また,土石流,がけ崩れ,地滑りのしくみを映像や模型による実験を通して,学習しました。砂防ダムがある場所と無い場所での被害の違いを模型で実施し,砂防ダムの仕組みとその効果を実感することができました。
子どもたちの質問から,以下のようなものがありました。
「種子島で一番大きな災害はいつ頃起きましたか。」「平成13年頃です。」
「コンクリートで吹き付ける工事はどれぐらいかかりますか。」
「2~4か月ぐらいかかります。まず,調査を行い,網を張ってコンクリートを吹き付けるので,時間がかかります。」
「種子島ではどんな災害が一番多いですか。」
「台風や大雨による崖崩れや道路の陥没等です。」
学校でも地域の方々と協力して危険箇所の確認や子どもたちへの具体的な指導に役立てていきたいと思います。貴重な御講話をしていただきました鹿児島県建設業青年部会種子島支部の皆様に心より感謝申し上げます。
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