最後の人権教室~心の中に種をまこう「思いやり」の水と「愛」の栄養を注ごう~
2020年11月26日(木)
11月24日~12月4日をにこにこ旬間(人権旬間)としています。この人権旬間のねらいは,にこにこ旬間での取組や授業を通して,人権についての意識を高め,人権を尊重する(自他の人権を守る,相手のいたみがわかる,差別のおかしさがわかる)子どもを育てる。子ども自身に今の姿を振り返らせ,自分の中にある差別性について考えさせ,職員も自らを振り返る機会とすることにあります。
学校内での取組では,低学年でミニポスターの作成,中・高学年で標語の作成に取り組んでいます。11月26日木曜日,5校時に低学年の人権教室が開かれました。講師に人権擁護委員の先生方をお招きし,ご指導いただきました。DVDを視聴して,意見交換や人権擁護委員の先生からの講話がありました。
子どもたちからは,「ごめんなさいと言いたい。」「いやなことを言わないでと勇気をもちたい。」「みんなそれぞれいいところがあるんだなと思った。」「やさしさが一番だなと思った。」等の感想が出されました。また,人権擁護委員の先生から以下のことをこれまでの体験を交えて熱く語っていただきました。
「種をまこう。心の中に種をまこう。私のこころ あなたの心 みんなの心に種をまこう。 生まれたばかりの柔らかい心に「人権」という名の種をまこう。そして,「思いやり」という名の水と「愛」という名の栄養をたっぷり注いであげよう。みんなの「笑顔」という名の陽を浴びてきっと芽が出る。花が咲く。やがて大きな幸せの実がみのる。」
「自分のことを好きになってください。自分のことが好きだったら,相手のいいところが見えてきます。」「お友達が困っていたら,知らんぷりは一番よくないですね。勇気をもって人を助けてほしいです。」等。
人権擁護委員のE先生に最後の講演をしていただきました。思いやりややさしさをもつ立派な人に成長してほしいという熱い思いをもって,これまで多くの子ども達に貴重なお話をしていただきました。児童代表より,これまでの感謝の気持ちを込めて花束を贈呈しました。心より感謝申し上げます。これまで教えていただいた貴重な教えをこれからの学校生活の中で,生かしてほしいと思います。
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